夏の女王「桃」。旬の桃をコンポートにすれば、とろけるような食感と上品な甘さが際立ちます。米粉でシロップにとろみをつけるのがこのレシピのポイント。桃にシロップがしっかりからみ、口の中でとろりと溶けます。そのまま食べても、ヨーグルトやアイスに添えても美味しい、夏の万能デザートです。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 桃 | 4個 |
| 水 | 400ml |
| 砂糖 | 100g |
| 米粉 | 小さじ2 |
| レモン汁 | 大さじ1 |
| 白ワイン(お好みで) | 大さじ2 |
| バニラエッセンス | 数滴 |
作り方
- 桃の皮をむく。沸騰した湯に桃を20秒入れ、氷水に取ると簡単にむける。半分に切って種を取る。
- 鍋に水と砂糖を入れ中火で温め、砂糖を溶かす。
- 米粉を少量の水(分量外大さじ1)で溶き、シロップに加えてとろみをつける。
- レモン汁・白ワイン・バニラエッセンスを加え、桃を入れる。
- 弱火で10分煮る。桃が柔らかくなったら火を止める。
- そのまま冷まし、冷蔵庫で2時間以上冷やす。シロップごと保存容器に移す。
料理研究家のポイント
桃は完熟よりやや硬めのものがコンポート向き。柔らかすぎると煮崩れます。変色を防ぐにはレモン汁が必須。皮むきの際も、むいた桃をすぐにレモン水(水500ml+レモン汁大さじ1)に浸けると茶色くなりません。白ワインは風味づけですが、なくても美味しく作れます。お子さん用にはワインを省いてください。シロップのとろみは米粉の量で調整。さらっとしたのが好きなら小さじ1に。
保存方法と日持ち
| 保存方法 | 日持ち目安 |
|---|---|
| 冷蔵 | 5日間(シロップに浸けた状態で) |
| 冷凍 | 1ヶ月。シロップごと冷凍可 |
科学メモ — 桃の変色を防ぐ科学
桃を切ると茶色く変色するのは「酵素的褐変」という反応。桃に含まれるポリフェノール類が、ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)という酵素によって酸化され、メラニン色素が生成されます。この反応を防ぐ方法は3つ:①レモン汁(酸性にしてPPOの活性を低下)②加熱(PPOは60℃以上で失活)③砂糖水に浸ける(酸素との接触を遮断)。コンポートでは3つ全てを行うため、美しいピンク色を保ったまま保存できます。
アレンジアイデア
- バニラアイスに添えて「ピーチメルバ」に
- ヨーグルトにのせて朝食デザートに
- シロップをソーダで割って「ピーチソーダ」に
- 米粉タルトにのせて「桃タルト」に
- シロップをゼリーに仕立てて「桃ゼリー」に
よくある質問
缶詰の桃でも作れますか?
すでに加熱済みなので煮る必要はありません。シロップだけを作り、缶詰の桃を浸けて冷やせばOK。ただし生の旬の桃に比べると風味は控えめです。
桃が固くて皮がむけません
固い桃は湯むきの時間を30秒に延ばしてください。それでもむけない場合は包丁で薄くむきます。固い桃はコンポートに向いており、煮崩れしにくいメリットがあります。