バスクチーズケーキはスペイン・バスク地方のサンセバスチャン発祥。表面を真っ黒に焦がすのが特徴で、この焦げ目がほろ苦さとコクを生みます。クリームチーズをたっぷり使った濃厚な味わいは一度食べたら忘れられません。米粉を少量使うことで中の食感がよりとろりと仕上がります。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| クリームチーズ | 400g |
| 砂糖 | 80g |
| 卵 | 3個 |
| 生クリーム | 200ml |
| 米粉(製菓用) | 15g |
作り方
- クリームチーズを室温に戻し、砂糖を加えてなめらかになるまで混ぜる。
- 卵を1個ずつ加えてその都度よく混ぜる。
- 生クリームを加えて混ぜ、米粉をふるい入れて混ぜる。
- クッキングシートをくしゃくしゃにして型に敷き、生地を流し入れる。
- 230℃で25〜30分焼く。表面が黒く焦げ始めたら完成。中は揺れる状態でOK。
- 粗熱を取り、冷蔵庫で一晩冷やす。
料理研究家のポイント
バスクチーズケーキの黒い表面は230℃という高温焼成で砂糖とタンパク質のメイラード反応が急速に進行した結果です。内部は低温のままトロトロの状態を保ちます。これは外部と内部の温度差を利用した「温度勾配焼成」の原理で、外側のカラメル層が断熱材の役割を果たして内部への熱伝導を遅らせるためです。
保存方法と日持ち
| 保存方法 | 日持ち目安 |
|---|---|
| 常温 | 常温で当日中 |
| 冷蔵 | 冷蔵庫でラップをして2〜3日 |
| 冷凍 | 冷凍保存で2週間。1切れずつラップで包み、ジッパー袋に入れて冷凍。食べるときは常温で30分自然解凍 |
米粉のケーキは小麦粉に比べてデンプンの老化(硬くなる現象)が起きやすいため、焼いた当日に食べない場合は早めに冷凍するのがおすすめです。電子レンジで軽く温めると、焼きたてに近いしっとり感が復活します。
科学メモ — なぜこの作り方なのか
米粉ケーキがしっとりする理由は、米粉のデンプン粒子にあります。小麦粉の粒子が約30μmなのに対し、製菓用米粉は約50〜80μmと大きく、粒子間に水分を保持しやすい構造です。また、グルテンが形成されないため、混ぜすぎても生地が硬くなりません。ただし、メレンゲを使うレシピでは気泡の支えがグルテンに頼れないため、メレンゲの硬さが仕上がりを左右します。しっかりとしたメレンゲ(ツノが立ってお辞儀する状態)を目指しましょう。
アレンジアイデア
- 抹茶を大さじ1加えて和風ケーキに
- ココアパウダー10gで置き換えてチョコ味に
- 季節のフルーツ(いちご・ブルーベリーなど)を生地に混ぜ込んで
- ホイップクリームとフルーツでデコレーションしてパーティー仕様に
よくある質問
米粉ケーキが膨らまないのはなぜ?
メレンゲの泡立て不足が最も多い原因です。卵白は冷やした状態で泡立て、ツノが立ってお辞儀する硬さを目指しましょう。また、メレンゲと生地を混ぜる際に泡を潰さないよう、切るように混ぜることが大切です。
小麦粉のレシピを米粉に置き換えるには?
基本的に同量で置き換え可能ですが、米粉は吸水率が異なるため、液体を10〜20%増やすのがコツです。また、グルテンがないため生地がまとまりにくい場合は、片栗粉を少量加えるとつなぎの役割を果たします。