4〜5月に摘まれる新茶(一番茶)は、旨味成分のテアニンが一年で最も多い特別なお茶。この新茶をまるごと使ったシフォンケーキは、抹茶とはまた違う、繊細で爽やかな緑茶の香りが広がります。茶殻も生地に入れるから、お茶の栄養も丸ごといただけます。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 卵 | 4個(卵黄と卵白に分ける) |
| 砂糖 | 70g(卵黄用30g+メレンゲ用40g) |
| 米粉(製菓用) | 80g |
| 新茶(煎茶)茶葉 | 大さじ2 |
| お湯 | 60ml |
| サラダ油 | 40ml |
| 塩 | ひとつまみ |
作り方
- 新茶の茶葉をすり鉢(またはミルサー)で細かくすり、80℃のお湯60mlを注いで1分蒸らし、濃い茶を淹れる。茶殻もそのまま使う。
- 卵黄に砂糖30gを加えて白っぽくなるまで混ぜ、お茶(茶殻ごと)・サラダ油を加えて混ぜる。
- 米粉をふるい入れ、ダマがなくなるまで混ぜる。
- 別のボウルで卵白に塩を加え、砂糖40gを3回に分けて加えながらしっかりしたメレンゲを作る。
- メレンゲの1/3を卵黄生地に加えてしっかり混ぜ(ここは泡が消えてもOK)、残りを2回に分けてさっくりと合わせる。
- シフォン型に高い位置から流し入れ、竹串で大きな気泡を抜く。
- 170℃に予熱したオーブンで35分焼く。逆さにして完全に冷ます(2時間以上)。
料理研究家のポイント
新茶と抹茶の最大の違いは「旨味」。新茶は茶葉を揉んで作るため、テアニン(旨味成分)とカテキン(渋み成分)のバランスが絶妙です。茶葉を粗く挽くと風味が穏やかに、細かく挽くと香りが強くなります。お好みで調整してください。サラダ油はクセのないものを。太白ごま油も米粉との相性が抜群です。
保存方法と日持ち
| 保存方法 | 日持ち目安 |
|---|---|
| 常温 | 当日〜翌日(ラップで密封) |
| 冷蔵 | 3日(しっとり感が増す) |
| 冷凍 | 2週間。カットしてラップ→ジッパー袋 |
科学メモ — 新茶の旨味成分テアニンの役割
テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸の一種で、リラックス効果があることで知られています。新茶は日光を浴びる前の若葉から作るため、テアニンがカテキン(渋み)に変換される前に収穫されます。そのため旨味が強く渋みが穏やか。焼成時にテアニンは分解されにくいため、焼き上がりのケーキにも旨味と香りが残ります。
アレンジアイデア
- 黒蜜ときな粉を添えて和風パフェ風に
- 生クリームに少量の新茶を加えて新茶クリームに
- ほうじ茶に変えれば香ばしいほうじ茶シフォンに
- 小さなカップで焼いて新茶シフォンサンドにも
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よくある質問
新茶が手に入らない場合は?
普通の煎茶でも作れます。ただし新茶のほうが渋みが少なく香りが華やかなので、可能なら4〜5月の新茶をお使いください。ティーバッグの中身を使ってもOKです。
シフォンケーキが縮んでしまいます
逆さにして冷ます工程を省くと縮みの原因になります。完全に冷めるまで最低2時間は逆さのまま待ちましょう。また、焼き時間が短いと中が半生で重さで縮むので、竹串チェックをしっかり行ってください。