夏の果物の女王「白桃」を主役にした贅沢タルト。サクサクの米粉タルト生地に、なめらかなカスタードクリームを敷き、薄切りにした桃を花びらのように並べます。一口食べると、桃のジューシーさとカスタードの甘さ、米粉タルトの香ばしさが三位一体に。おもてなしや記念日のデザートにもふさわしい、特別感のある一品です。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 【タルト生地】 | |
| 米粉(製菓用) | 120g |
| アーモンドプードル | 30g |
| バター(冷たいまま) | 60g |
| 粉砂糖 | 30g |
| 卵黄 | 1個 |
| 【カスタードクリーム】 | |
| 牛乳 | 200ml |
| 卵黄 | 2個 |
| 砂糖 | 40g |
| 米粉 | 大さじ1.5 |
| バニラエッセンス | 数滴 |
| 【トッピング】 | |
| 白桃 | 2〜3個 |
| ナパージュ(あれば) | 適量 |
作り方
- タルト生地:ボウルに米粉・アーモンドプードル・粉砂糖を混ぜ、冷たいバターを加えてそぼろ状にする。卵黄を加えてまとめ、ラップで包み冷蔵庫で30分。
- 生地を型に敷き詰め、フォークで底に穴を開ける。170℃のオーブンで20〜25分空焼き。冷ます。
- カスタード:鍋に牛乳の半量と砂糖を温める。卵黄に米粉を混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えて溶く。鍋に戻し、中火でとろみがつくまで混ぜる。バニラを加え、冷ます。
- タルト台にカスタードを敷き詰め、平らにする。
- 桃の皮をむいて薄切りにし、カスタードの上に花びら状に並べる。
- あればナパージュ(またはあんずジャムを湯で溶いたもの)を桃に塗ってツヤを出す。冷蔵庫で1時間冷やして完成。
料理研究家のポイント
桃は切ってすぐ変色するので、レモン水に浸けてから並べてください。タルト台のカスタードは完全に冷めてから桃をのせること。温かいと桃の水分が出て水っぽくなります。ナパージュがない場合はあんずジャム大さじ2を水大さじ1で溶いたもので代用。桃を並べる時は外側から内側に向かって円を描くように置くと花びらのように見えます。
保存方法と日持ち
| 保存方法 | 日持ち目安 |
|---|---|
| 冷蔵 | 当日中がベスト(桃は変色しやすい) |
| タルト台のみ | 冷凍で2週間 |
科学メモ — 桃の甘さと追熟の科学
桃は「クライマクテリック型」果実で、収穫後も追熟(エチレンガスによる成熟)が進みます。固い桃を常温で2〜3日置くと、ペクチンが分解されて柔らかくなり、有機酸が減って相対的に甘く感じるようになります。ただし糖度自体はほとんど変わりません。タルトに使うなら、柔らかすぎず適度に熟した桃がベスト。甘い香りがして、お尻の部分がほんのり黄色くなった状態が食べ頃です。冷蔵すると追熟が止まるため、食べる直前まで常温保存がおすすめ。
アレンジアイデア
- 桃の代わりにいちごを使って「いちごタルト」に
- カスタードの上にチョコガナッシュを薄く敷いて大人味に
- 缶詰の黄桃を使えば年中作れる
- ミントとピスタチオをトッピングしてプロ風に
よくある質問
タルト生地がうまくまとまりません
米粉は小麦粉よりまとまりにくいので、卵黄の水分で少しずつまとめます。どうしてもまとまらない場合は牛乳を小さじ1ずつ足してください。生地を練りすぎると硬くなるので、まとまったらすぐにラップで包みましょう。
カスタードがダマになりました
火にかける前にしっかり混ぜていれば防げます。ダマになった場合は目の細かいザルで濾してください。米粉カスタードは小麦粉版より軽い食感で、口どけが良いのが特徴です。