米粉スコーンの作り方|外サクッ中ふわのイギリス風

スコーンは本来グルテンの少なさが重要な焼き菓子です。小麦粉で作る場合も「こねすぎない」のが鉄則。つまり、グルテンがない米粉はスコーン作りに理想的な素材なのです。バターを冷たいまま切り混ぜることで、焼成時にバターが溶けて蒸気を発生させ、層のような食感を生み出します。

6個分

材料

材料 分量
米粉(製菓用) 200g
ベーキングパウダー 小さじ2
砂糖 30g
ひとつまみ
無塩バター(冷たいまま) 50g
1個
牛乳 50ml

下準備

  • バターは1cm角にカットして冷蔵庫でよく冷やしておく
  • オーブンを200℃に予熱する

作り方

  1. ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れて混ぜる。
  2. 冷たいバターを加え、カードまたはフォークでバターを切るように混ぜる。そぼろ状になるまで。手の温度で溶けないよう素早く作業する。
  3. 卵と牛乳を合わせて加え、ゴムベラで切るように混ぜる。生地がまとまったら練らずにひとまとめにする。
  4. 生地を2cmの厚さに伸ばし、型で抜くか包丁で6等分にカットする。
  5. 天板にクッキングシートを敷き、生地を並べる。表面に牛乳(分量外)を塗る。
  6. 200℃で15〜18分焼く。きれいな焼き色がついたら完成。

料理研究家のポイント

スコーンの「サクッ」とした食感はバターの層構造から生まれます。冷たいバターの粒が生地の中に点在し、焼成時にバターが溶けて蒸気になることで、その場所に小さな空洞ができます。米粉はグルテンがないため、この空洞構造が壊れにくく、実はサクサク感は小麦粉版よりも強く出ます。

保存方法と日持ち

保存方法 日持ち目安
常温 常温で当日中
冷蔵 冷蔵庫でラップをして2〜3日
冷凍 冷凍保存で2週間。1切れずつラップで包み、ジッパー袋に入れて冷凍。食べるときは常温で30分自然解凍

米粉のケーキは小麦粉に比べてデンプンの老化(硬くなる現象)が起きやすいため、焼いた当日に食べない場合は早めに冷凍するのがおすすめです。電子レンジで軽く温めると、焼きたてに近いしっとり感が復活します。

科学メモ — なぜこの作り方なのか

米粉ケーキがしっとりする理由は、米粉のデンプン粒子にあります。小麦粉の粒子が約30μmなのに対し、製菓用米粉は約50〜80μmと大きく、粒子間に水分を保持しやすい構造です。また、グルテンが形成されないため、混ぜすぎても生地が硬くなりません。ただし、メレンゲを使うレシピでは気泡の支えがグルテンに頼れないため、メレンゲの硬さが仕上がりを左右します。しっかりとしたメレンゲ(ツノが立ってお辞儀する状態)を目指しましょう。

アレンジアイデア

  • 抹茶を大さじ1加えて和風ケーキに
  • ココアパウダー10gで置き換えてチョコ味に
  • 季節のフルーツ(いちご・ブルーベリーなど)を生地に混ぜ込んで
  • ホイップクリームとフルーツでデコレーションしてパーティー仕様に

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よくある質問

米粉ケーキが膨らまないのはなぜ?

メレンゲの泡立て不足が最も多い原因です。卵白は冷やした状態で泡立て、ツノが立ってお辞儀する硬さを目指しましょう。また、メレンゲと生地を混ぜる際に泡を潰さないよう、切るように混ぜることが大切です。

小麦粉のレシピを米粉に置き換えるには?

基本的に同量で置き換え可能ですが、米粉は吸水率が異なるため、液体を10〜20%増やすのがコツです。また、グルテンがないため生地がまとまりにくい場合は、片栗粉を少量加えるとつなぎの役割を果たします。