スコーンは本来グルテンの少なさが重要な焼き菓子です。小麦粉で作る場合も「こねすぎない」のが鉄則。つまり、グルテンがない米粉はスコーン作りに理想的な素材なのです。バターを冷たいまま切り混ぜることで、焼成時にバターが溶けて蒸気を発生させ、層のような食感を生み出します。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 米粉(製菓用) | 200g |
| ベーキングパウダー | 小さじ2 |
| 砂糖 | 30g |
| 塩 | ひとつまみ |
| 無塩バター(冷たいまま) | 50g |
| 卵 | 1個 |
| 牛乳 | 50ml |
下準備
- バターは1cm角にカットして冷蔵庫でよく冷やしておく
- オーブンを200℃に予熱する
作り方
- ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れて混ぜる。
- 冷たいバターを加え、カードまたはフォークでバターを切るように混ぜる。そぼろ状になるまで。手の温度で溶けないよう素早く作業する。
- 卵と牛乳を合わせて加え、ゴムベラで切るように混ぜる。生地がまとまったら練らずにひとまとめにする。
- 生地を2cmの厚さに伸ばし、型で抜くか包丁で6等分にカットする。
- 天板にクッキングシートを敷き、生地を並べる。表面に牛乳(分量外)を塗る。
- 200℃で15〜18分焼く。きれいな焼き色がついたら完成。
料理研究家のポイント
スコーンの「サクッ」とした食感はバターの層構造から生まれます。冷たいバターの粒が生地の中に点在し、焼成時にバターが溶けて蒸気になることで、その場所に小さな空洞ができます。米粉はグルテンがないため、この空洞構造が壊れにくく、実はサクサク感は小麦粉版よりも強く出ます。
保存方法と日持ち
| 保存方法 | 日持ち目安 |
|---|---|
| 常温 | 常温で当日中 |
| 冷蔵 | 冷蔵庫でラップをして2〜3日 |
| 冷凍 | 冷凍保存で2週間。1切れずつラップで包み、ジッパー袋に入れて冷凍。食べるときは常温で30分自然解凍 |
米粉のケーキは小麦粉に比べてデンプンの老化(硬くなる現象)が起きやすいため、焼いた当日に食べない場合は早めに冷凍するのがおすすめです。電子レンジで軽く温めると、焼きたてに近いしっとり感が復活します。
科学メモ — なぜこの作り方なのか
米粉ケーキがしっとりする理由は、米粉のデンプン粒子にあります。小麦粉の粒子が約30μmなのに対し、製菓用米粉は約50〜80μmと大きく、粒子間に水分を保持しやすい構造です。また、グルテンが形成されないため、混ぜすぎても生地が硬くなりません。ただし、メレンゲを使うレシピでは気泡の支えがグルテンに頼れないため、メレンゲの硬さが仕上がりを左右します。しっかりとしたメレンゲ(ツノが立ってお辞儀する状態)を目指しましょう。
アレンジアイデア
- 抹茶を大さじ1加えて和風ケーキに
- ココアパウダー10gで置き換えてチョコ味に
- 季節のフルーツ(いちご・ブルーベリーなど)を生地に混ぜ込んで
- ホイップクリームとフルーツでデコレーションしてパーティー仕様に
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よくある質問
米粉ケーキが膨らまないのはなぜ?
メレンゲの泡立て不足が最も多い原因です。卵白は冷やした状態で泡立て、ツノが立ってお辞儀する硬さを目指しましょう。また、メレンゲと生地を混ぜる際に泡を潰さないよう、切るように混ぜることが大切です。
小麦粉のレシピを米粉に置き換えるには?
基本的に同量で置き換え可能ですが、米粉は吸水率が異なるため、液体を10〜20%増やすのがコツです。また、グルテンがないため生地がまとまりにくい場合は、片栗粉を少量加えるとつなぎの役割を果たします。